評価方法
初期臨床研修
1.オリエンテーション期間中
様 式 | 内 容 |
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ポートフォリオ用紙① (様式第2号-1) |
自らの将来の医師像を明確にし、初期臨床研修修了時のgoalを記載する。研修修了時に振り返りをする。 |
初期臨床研修ローテーション 期間割表と行動目標 (様式第1号) |
自らのcareer designに沿って、厚生労働省が定める「臨床研修の到達目標」を達成するための計画を立てる。「臨床研修の到達目標達成に適した診療科一覧」を参考にし、それぞれの診療科で研修目標のうち何を達成するのかを臨床研修センター担当者と相談して作成する。 後に修正する場合は、Tutorと十分な話し合いをし、用紙原本をコピーした上で、鉛筆を用いて原本を修正する。 後に振り返りができる様、事前に必ずコピーを取ること。 |
2.各診療科研修開始時
様 式 | 内 容 |
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ポートフォリオ用紙② (診療科別研修目標) (様式第2号-2) |
各診療科ローテーション開始日までに「ローテーション期間割表と行動目標」をもとに作成し、必ず初日に各診療科の臨床研修指導医の確認を受ける。各診療科における「自らの目標・ゴール」を明確にし、各診療科臨床研修指導医とその内容を共有する。 |
3.各診療科研修期間中
様 式 | 内 容 |
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患者記録用紙① (様式第3号-1) 患者記録用紙② (様式第3号-2) 患者記録用紙③ (様式第3号-3) |
各診療科研修中、厚生労働省が定める到達目標を達成するのに必要な「基本的手技」、「経験すべき疾患病態」などの症例について作成する。後で振り返りができる様に各自で通し番号を記入する。 患者記録用紙①は、入院患者で経験した項目に関し記載し、退院時サマリーおよび手術症例であれば手術記録を添付する。 患者記録用紙②は、自ら行った手技や検査について整理するために作成する。 患者記録用紙③は、外来診療や夜間急患センターなど外来患者で経験した項目に関し記載し、外来診療録のコピーを添付する。 退院時サマリー、手術記録、外来診療録のコピー等を添付する際、個人情報の保護に十分注意をする必要がある。 |
様 式 | 内 容 |
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外科症例レポート (様式第4号) |
外科症例レポート術式一覧に記載されている術式での手術経験に関し記載する。手術当日に重症当直をして術後管理を行い、術後管理の内容も記載する。 |
ポートフォリオ用紙④ (自己評価) (用紙第2号-4) |
日々の研修についての自己評価を行い、改善すべき課題や新たに習得すべき課題を見つける事を目的に記載する。 |
疑問解決シート (様式第5号) |
研修中の疑問点を具体的に記載し、「記録」、「振り返り」、「評価」、「分析」、「再構築」を行い、自己評価とその分析をする。Significant Event Analysisの実践と整理の過程に用いる。 |
SEA (Significant Event Analysis) (様式第6号) |
考える意義がある(Significant)、あらゆる出来事(Event)が有意事象になる。つまり、「感情的な反応が生じ得た事象、何らかの陽性感情ないし陰性感情を惹起した出来事」を有意事象とし分析する。SEAには正解や誤答はなく、SEAによって自らの感情の動きに気付く事により、困難な状況に対処する能力が養われる。 |
RIME Model到達度評価表 (様式第7号) |
各診療科の臨床研修指導医とともに、行動目標の達成度を4段階で評価する。研修開始早期と研修終了直前に評価をし、各診療科での自らの成長を確認する。 RIME:Reporter(報告できる)、Interpreter(解釈できる)、Manager(managementできる)、Educator(人に教えることができる) |
Mini-CEX (本学改訂版) |
日常の研修で行動目標達成過程におけるfeedbackを目的に活用する。1枚目は評価者へ提出、2枚目を各自で保管する。 |
4.各診療科研修終了時
様 式 | 内 容 |
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ポートフォリオ用紙③ (総括的な自己評価) (様式第2号-3) |
各診療科の研修終了時に、各診療科臨床研修指導医から到達度の評価を受け、その成果を記載しfeedbackを受ける。 |
初期臨床研修プログラム評価表 (様式第9号) |
各診療科における「臨床研修の到達目標」について、当該診療科の臨床研修指導医から4段階で評価を受ける。症例数および患者記録用紙の通し番号を記入する。経験できなかった項目は空欄とする。 |
臨床研修の到達目標チェックリスト (様式第10号) |
厚生労働省が定める「臨床研修の到達目標」の達成を確認する目的で記載する。経験した項目の評価を塗り潰す。 |
様 式 | 内 容 |
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初期臨床研修一般評価 (様式第11号) |
各診療科および部門で、臨床研修指導医もしくは臨床研修評価者によって「医師としての態度や行動」に関して4段階で評価を受ける。 改善すべき点を指摘された場合、適宜Tutorによる指導およびfeedbackがなされる。 |
指導医に対する評価 (様式第12号-1) |
診療科毎に指導医について評価をし、臨床研修センターへ直接提出する。評価内容は、臨床研修センター運営委員会で検討し各診療科および部門へfeedbackされる。 |
研修環境評価表 (様式第12号-2) |
診療科毎に、福利厚生、研修内容、人的支援体制について4段階で評価する。評価内容は、臨床研修センター運営委員会で検討し各診療科および部門へfeedbackされる。 |
5.2年間の研修期間中
様 式 | 内 容 |
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CPCレポート (様式第8号) |
CPC(臨床病理検討会)で検討された内容に関し記載する。CPC終了後速やかに作成し、臨床研修センターへ提出する。臨床研修指導医およびTutorのサインは臨床研修センターで一括して行う。 |
Tutor面談記録 (様式第14号) |
予め内容を記載しTutorと面談を行い、feedbackを受ける。面談後速やかに、臨床研修センターへ提出する。 |
CES-D (様式第15号) |
うつ病(抑うつ状態)自己評価尺度(The Center for Epidemiologic Studies-Depression Scale)。 必要時適宜記入し臨床研修センターへ提出する。 |
6.研修修了時
様 式 | 内 容 |
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ポートフォリオ用紙⑤ (初期臨床研修総括的自己評価) (様式第2号-5) |
「ポートフォリオ用紙①」の内容を確認しながら2年間の初期臨床研修を振り返り、自己分析をし、まとめを行う。 |
教育的行事への参加記録 (様式第13号) |
各診療科および部門のカンファレンスや学会、教育講演、CPC、学内の講演、聖マリアンナ医科大学医学会、その他臨床研修センター主催の勉強会、医療安全講習会、感染症講演会等の参加記録を記載する。 |