心臓血管外科

後期研修プログラム


診療部長 宮入 剛

理念・特徴

高度な心臓血管外科技術の習得と実践を通して、本学の教育目標である、生命の尊厳を守り、医師としての使命感を自覚し、人類の福祉に貢献できる医師の育成を目指す。

特徴

小児の先天性心疾患から成人の虚血性心疾患、弁膜疾患、大動脈疾患、末梢血管疾患まで多岐に渡る心臓血管外科手術を行っている。また、3次救急が充実しており、他の大学病院ではなかなか経験できない緊急手術も豊富である。さらに大学院生は臨床と密接に関連したテーマで研究し、中型の動物を対象とする実験も行える環境にあり、学位も余裕をもって取得している。

小児の先天性心疾患から成人の虚血性心疾患、弁膜疾患、大動脈疾患、末梢血管疾患まで多岐に渡る心臓血管外科手術を行っている。また、3次救急が充実しており、他の大学病院ではなかなか経験できない緊急手術も豊富である。さらに先天医療も積極的に行っており、胸部、腹部のステント治療を始め、カテーテル的大動脈置換術(TAVI)も行っている。

専門医、学位取得、研究・教育活動 外科系の各科をローテンションする事により、卒後6-7年で外科専門医の取得が可能である。その後、数年で心臓血管外科専門医、循環器専門医、脈管専門医の取得が可能である。また、ステント施行医、下肢静脈瘤レーザー焼却術施行医の取得も可能である。大学院生は臨床と密接に関連したテーマで研究し、中型の動物を大賞とする実験も行える環境にあり、学位取得は容易である。学会活動は、外科学会、心臓血管外科学会、胸部外科学会が主要な学会があり、ほぼ全員加入して毎年の総会に出席している。その他、血管外科学会、循環器学会、小児循環器学会など多数の国内学会で活動している。また、アジア心臓血管外科学会、アジア血管外科学会など海外の学会へも年1-2回参加している。

研修病院

聖マリアンナ医科大学病院、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、横浜労災病院
横浜総合病院、関東中央病院

プログラム統括責任者、指導医

統括責任者:宮入 剛
指導医:西巻 博、近田正英、北中陽介、小林俊哉

ローテーションプログラム例

1.大学院コース

4年間で学位(博士(医学))取得と、心臓血管外科の基本的知識および技能の習得をめざす。
ローテーション例

4月      7月       10月      1

卒後6年

心臓血管外科

ベッドフリー

心臓血管外科

卒後5年

心臓血管外科

卒後4年

消化器一般外科

乳腺内分泌外科 救急部

卒後3年

心臓血管外科

小児外科 呼吸器外科

卒後2年

初期臨床研修

卒後1年

初期臨床研修

 

2.臨床実践コース

4年間で心臓血管外科の基本的知識および技能の習得をめざす。
ローテンション例

4月       7月       10月       1

卒後6年

心臓血管外科

卒後5年

横浜市西部病院心臓血管外科

卒後4年

救急部

乳腺内分泌外科

消化器一般外科

卒後3年

心臓血管外科

呼吸器外科

小児外科

卒後2年

初期臨床研修

卒後1年

初期臨床研修

到達目標

一般目標

後期臨床研修の各年次において基本的知識や手術手技をstep by stepに修得することにより、すべての臨床医に求められる基本的な診療のうち、外科的治療を要する心臓血管疾患患者診療に必要な知識、技能、態度を身につける。

行動目標

(1)心臓血管外科初期研修(卒後3年目、心臓血管外科研修1年次)
A.基本的診療姿勢、基礎的知識・技術の習得
①心臓、血管系の発生、構造と機能を理解し、心臓疾患・血管疾患の病因、病理病態、疫学に関する知識を習得する。
② 心臓血管外科手術の呼吸、循環動態を理解し、薬剤による循環管理、呼吸器操作、酸塩基平衡、輸液、輸血、感染対策などの周術期管理が適正にできる。
③ 術後合併症の早期発見と対策、および緊急時の心肺蘇生ができる。
④ 人工心肺の原理を理解し、操作を見学あるいは体外循環士の指導の下で人工心肺の操作ができる。
B.外科手術手技
① 心臓血管外科研修1年次では、難易度(A)の手術に第1助手として参加し、胸骨正中切開、閉胸、腹部正中切開、閉腹、および基本手技(a)の手術を術者として行う。
C.学術活動
① 心臓血管外科に関する症例報告を演者として発表し、それを論文にまとめる。
(2)心臓血管外科中期研修(卒後4~5年目、心臓血管外科研修2~3年次)
A.基本的知識、技術の習得
1 心臓疾患・血管疾患の診断に必要な特殊検査法を実施し、その結果を総合して心臓疾患・血管疾患の診断と病態の評価ができる。
2 一般状態、加齢、他臓器機能、合併疾患を評価し、心身両面から総合的な治療計画の策定と手術適応の決定、術式の選択ができる。
3 患者とその関係者に病状と外科的治療に関する適応、合併症、予後について十分な説明ができる。
B.外科手術手技
1 心臓血管外科研修2年次では、難易度(A)および(B)の手術を術者または第1助手として行い、難易度(C)の手術に助手として参加する。
2 心臓血管外科研修3年次では、難易度(A)および(B)の手術を術者として行い、難易度(A)の手術では指導医として後進の外科医を指導することもできる。難易度(C)の手術に第1助手として参加する。
C. 学術活動
1 心臓血管外科に関する研究および症例を学術集会において演者として発表し、論文として執筆する。
2 症例検討会において主たる討論者となる。
(3)心臓血管外科後期研修(卒後6年目、心臓血管外科研修4年次)
A. 発展的知識・技術の習得
① 診断に基づき、個々の症例の心身両面に対応して心臓疾患・血管疾患に対する手術療法を適切に選択し、安全に実施することができる。
B. 外科手術手技
① 難易度(B)および(C)の手術を術者として行い、難易度(A)および(B)の手術では指導医として後進の外科医を指導することもできる。
C. 学術活動
① 後進の外科医の症例報告の指導を行う。
② 病棟カンファランス、症例検討会で司会を務め、会議の進行とまとめができる。

評価

各ステップの終了時に指導者が、面接や手術時の観察により、臨床研修者の基本的知識や手術手技の評価を行う。要求されたレベルに達した臨床研修者には修了証書が授与される。十分な臨床経験を積んだ後、外科学会専門医、心臓血管外科専門医、循環器専門医、脈管専門医、
ステントグラフト実施医、などの取得を目指す。

修了基準および修了判定

外科専門医の修得過程状況および診療実績表で判定する。

診療実績

年間240件の開心術と年間50~60件の腹部大動脈瘤などの血管手術をこなし、さらに胸部大動脈瘤に対する新しい治療であるステントグラフトの年間50~60例施行している。

研究活動

1. 胸部大動脈瘤手術時の脳保護法に関する実験的研究
2. 胸部大動脈瘤手術時の脊髄保護に関する実験的研究
3. 大動脈瘤壁のプロテオミクスに関する臨床的研究
4. 大動脈弁のプロテオミクスに関する臨床的研究
5. 下肢虚血に対する脂肪肝細胞の効果に関する臨床的研究

外科系の各科をローテンションする事により、卒後6-7年で外科専門医の取得が可能である。その後、数年で心臓血管外科専門医、循環器専門医、脈管専門医の取得が可能である。また、ステント施行医、下肢静脈瘤レーザー焼却術施行医の取得も可能である。大学院生は臨床と密接に関連したテーマで研究し、中型の動物を対象とする実験も行える環境にあり、学位取得は容易である。学会活動は、外科学会、心臓血管外科学会、胸部外科学会が主要な学会であり、ほぼ全員加入して毎年の総会に出席している。その他、血管外科学会、循環器学会、小児循環器学会など多数の国内学会で活動している。また、アジア心臓血管外科学会、アジア血管外科学会など海外の学会へも年1-2回参加している。

学会、研究会など(国内学会、国際学会)

日本外科学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会、日本心臓病学会
日本小児循環器学会、日本人工臓器学会、日本冠疾患学会、日本循環器学会

進路

聖マリアンナ医科大学病院、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、横浜労災病院、JR東京病院、
NTT東日本病院

ホームページ・資料請求・問合せ先

〒216-8511 川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科 近田正英(准教授)
TEL 044-977-8111、FAX 044-976-5792
E-mail:chikada-m@marianna-u.ac.jp