循環器内科

後期研修プログラム



診療部長 明石嘉浩

理念・特徴

理念

最新のエビデンス・ガイドラインに基づく患者中心のチーム医療実践を通じ「愛ある医療」を提供できる循環器内科医を育成する。医学の進歩に寄与する臨床研究を行い、学会、論文を通して発表する。

特徴

初期臨床研修医修了後の4年間(医師3~6年目)は、下記研修施設を6-12ヶ月ごとにローテーションし診療能力の他、心電図、心臓超音波、運動負荷試験、心臓カテーテル検査を初めとする専門技能を習得する。多彩な診療経験を通じて医師4年目での内科認定医の取得を支援する。

研修病院

聖マリアンナ医科大学病院、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、川崎市立多摩病院、聖マリアンナ医科大学東横病院のうち、内科専修生の将来像を考慮して、教授、医局長、研修センターで協議の上決定する。いずれの施設も循環器内科専門医取得のための指定研修施設である。

プログラム統括責任者、指導医

統括責任者:明石嘉浩
指導医:木田圭亮、上嶋 亮

ローテーションプログラム例

初期臨床研修修了後、大学院コースと循環器内科専修コースに分かれ、上記研修病院で診療に当たる。特に大学病院での病棟診療では重症管理を行うCCUチームと、予定入院や退院支援を行う一般病棟チームに分かれることで、効率よく病棟診療と検査・手技との両立を可能にする。((虚血・不整脈カテ・ペースメーカー留置・経食道心エコー・心肺運動負荷試験など)また夜間急医長を含む救命ローテの他、ベッドフリー期間を設けることで、大学院コースでは6年目で、循環器内科専修コースでは7~8年目で学位取得を目標とする。

到達目標

日本内科学会認定医、日本循環器学会認定専門医の取得を目指し、さらに専門性を究めるためインターベンション学会、不整脈学会、超音波学会などの専門医取得も目指す。医学博士の取得に関しては、当科は原則として全員が取得する方針である。

一般目標

循環器疾患患者の診療に際し、内科学的な診察に加え、循環器的な診断・治療のアプローチを身につける。

行動目標

(1)標準12誘導心電図、ホルター心電図、運動負荷心電図の判読ができる。
(2)心臓カテーテル検査(スワンガンズカテーテル、冠動脈造影、左室造影)ができる。
(3)電気生理学的検査、アブレーション、ペースメーカの適応、方法、合併症が理解できる。
(4)経胸壁心エコー、経食道心エコーの適応を理解し、記録、判読ができる。
(5)心肺運動負荷試験を実施しその結果から適切な運動処方ができる。

評価

心電図(担当:宮崎秀和講師)、心臓カテーテル検査(担当:田邊康宏講師)、不整脈(担当:原田智雄病院教授)、心エコー(担当:出雲昌樹講師)が上記行動目標の達成度を評価し、明石嘉浩教授が評価に応じて最終的な指導を行う。

基本手技の習得

経胸壁超音波検査の施行と読影
経食道心臓超音波検査の施行と介助
電気的カルディオバージョン
経静脈的/経皮的ペーシング
中心静脈カテーテル挿入(内頸・大腿)
Swan-Gantz カテーテル挿入
動脈ライン挿入
大動脈バルーンポンピング挿入
尿道カテーテル法:女性
尿道カテーテル法:男性
診断カテーテル検査
IVCフィルター挿入
心臓電気生理学検査

認定医・専門医の取得

日本内科学会認定医/専門医
日本循環器学会専門医
不整脈学会専門医
日本心血管インターベーション治療学会認定医/専門医
心臓リハビリテーション指導医/専門医
日本体育協会スポーツドクター
脈管学会専門医
日本超音波医学会専門医
老年病専門医

診療実績

心臓カテーテル検査(冠動脈造影957件、インターベンション355件)
カテーテルアブレーション303件、CRT植え込み33件
心エコー検査(経胸壁12542件、経食道 549件、運動負荷298件)

研究活動

当科の研究班は、虚血班、不整脈班、イメージング班(心エコー、CT、MRI、核医学)、心不全班に分けられる。虚血班ではOCT(光干渉断層法)、不整脈班では三次元マッピングシステムを用いた研究を行っている。イメージング班では運動負荷心エコー、三次元経食道心エコー、シネMRIを用いた研究、心不全班では薬剤、リハビリ、栄養など多職種チームで幅広い研究を行っている。

学会、研究会など(国内学会、国際学会)

(国内学会)日本内科学会、日本循環器学会、日本心臓病学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本不整脈学会、日本心エコー図学会、日本心不全学会、日本リハビリテーション学会
(国際学会)American Heart Association (AHA)、American College of Cardiology (ACC:米国)、European Society of Cardiology (ESC:欧州)

進路

学位取得後、循環器内科助教として西部病院、多摩病院、東横病院および関連病院で勤務し、希望に応じて国内、国外へ約2年間の留学を認めている。2017年度は海外2名(スイス・アメリカ)留学生を派遣している。

ホームページ・資料請求・問合せ先

聖マリアンナ医科大学循環器内科ホームページ http://www.marianna-circ.jp/
問い合わせ 聖マリアンナ医科大学 循環器内科医局長 木田圭亮 heart-kida@marianna-u.ac.jp